大阪プロレス

今回、NHKの問題はひとまず置き、予定を変えて大阪独立後の貴重な観光資源となるであろう、大阪プロレスの試合会場に潜入してきたので、それを報告しよう。

この団体が出現したのは今年の春頃、ご存知の人も多いだろうがみちのくプロレスを脱退した、写真の上段中央のスペル・デルフィン選手を社長に設立した新団体である。
みちのくプロレスは、グラン浪花というカニのマスクマンを擁し、しかもその登場がキダタロー作曲の、例のレストランチェーンのテーマソングという我大阪を愚弄する団体であった。
そこから別れて大阪をフランチャイズに、

というコンセプトでスタートしたというのが調査結果である。
しかしながら、この下段中央にあるマスクマン「くいしんぼう仮面」が、どう見ても道頓堀のあの食堂の看板人形のパクりに思えてならない大阪レジスタンスは、その食堂の係員を騙って大阪プロレスの事務局長(女性!)にインタビューを決行。結果真面目に大阪を盛上げようという意志が確認されたため、人形パクリの件はさておき、大阪レジスタンスのシンパ組織となるようにオルグ活動へ着手することとした。

006は、6/5及び6/6、NGKテレビスタジオを借りきって行われたプロレス試合を両方潜入した。
NGKグランド花月の横の通用口から階段を上がると、そこにはだだっぴろいテレビスタジオがあり、ピンク色のマットのリングが出来ていた。周囲はビニールシートを敷いてあるだけの全席桟敷席。
プログラム開始直前までボスのスペル・デルフィン以下、ファンにサインや関連商品を売るなど涙ぐましい営業努力をしている。
試合は両日とも、若手の前座シングル・女子プロレス・覆面レスラー同士を二つ、そしてメインのスペル・デルフィンとディック東郷(写真上段向って右端)をボスとするタッグマッチという全五試合。
全てお笑い路線を中心にすえているこの団体。試合全体のオープニングは吉本新喜劇のテーマ。
その他覆面レスラーを中心に笑わせるキャラクターで統一している。

大阪プロレスもホームページを持っており、詳しくは、http://www.osaka-prowres.mls.ad.jp/home/を見て欲しい。最後のボス同士の試合などは流石にレベルは高く、プロレスとして楽しめるが、

お笑いプロレス

というのは非常にユニークな存在であり、独立後、貴重な外貨を獲得するであろう大阪の観光資源の一つとして発展を見守って行きたい。


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