山田六郎 weblog

大阪名物くいだおれ創業者山田六郎の孫にして同姓同名である、経営/観光/広報コンサルタント山田六郎が実名で執筆する有責任ブログ
経営学や観光振興についての諸問題が一応テーマですが、身辺雑記、論理的哲学的思考からみた世の中の矛盾についても書いてます。
皮肉と毒舌は個性ということで、ご勘弁を。
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観光振興のC Committee

2010/02/09 火 | 研究 > 観光学 > 観光振興のAtoZ

観光振興をすすめるにあたり、中核となる人選はよくかんがえなければならない。
トップに一番大切なのは人柄、二つに熱意、三つに財力、能力はこの際最劣後だ。

なぜかというと、利害関係が複雑になってくる、産業にからみお金が絡むと相互不信になり、空中分解して有名無実となるケースが多いからです。

だから、人柄といっても、単に性格がいいとか、人当たりがいいとか、気前がいいとか、そういった表面上の問題ではなく倫理観をしっかり持って裏表の無い清廉な人物。
ようするに皆様の公金と町の運命を託すにふさわしい、信頼に値する人物かどうかということが最重要であります。
そして、そういう人格者であって、かつ観光振興に対して危機感と夢を持ち夢を熱く語れる人をトップに据えることが最優先であるのです。

逆に、それができない、単に持ち回りやら地域の顔役だとか(これもリーダーシップの上では大切なのだが)そういう理由で人選すると、とたんにしょぼいものとなる。
なにかするにあたっても、何かと反発もあるし反目もある、これをまとめ上げ、一つの目標を示していくのがトップの任務である。

逆に誰もついてこれない暴走天才タイプだと、いくら斬新なビジョンを持っていても実際に実行には至れない。
頑張れば摩擦が起きて今までの関係性まで分解する。

極端なマイナスよりはゼロ、いや正確には現状のままずるずる、ゆるやかな衰退で死を待つ方を選ぶ人が地方には多い。
なかなか冒険的な改革で一気にもっていけないのは横で見ている立場としては歯がゆいし、それだからこそ限界が見えているのは確かなのだが、それはその地域の人が決めること。
部外者の私からみれば「あなたにとっては他人事でしょ?」と言われたら反論できない。
悲しいかな所詮はそれなりの危機感しかなかったですね。ですごすご自分を納得させるしかない。

以上の理由から、成功をめざすのならば1に性格、2に熱意なのです。

いろいろな情報があつまるのだから、それを利用して自分だけ有利にたって自社だけ抜きん出てやろうとか考えるような人はもってのほか。特に観光振興に直接利害関係のある温泉旅館やホテル、土産物店の経営者であったら、なおのこそ自分の利益はそっちのけで、まずもって地域社会に貢献しますという態度がとれなければいけません。

次に財力ですが、財力のみならず暇もある程度必要であります。
現実問題として、人間ですから、霞くって生きているわけでもない。
どうしても自分の生活、家族への責任、会社であれば従業員への責任、こういったものがきちんと全うできない人がトップになっても、まずその活動を支える基盤である、家族や従業員が反発して後ろから足を引っ張るようではいけません。
たとえ強権で押さえつけてもどこかで矛盾がでてきて、最悪自分が自己破産とかそういう憂き目になった場合、やっぱり井戸塀だ、となるともう次に続く人がいなくなってしまうという弊害があるのです。

そして、私利私欲のために観光振興を利用して我田引水を図ろうとしているとか思われる疑惑も少しは防げるという効果もあります。
営業の第一線を引いて、これからは自分だけではなく、地域のために働こうという人で、かつ60以下ぐらいの若い人が最適です。
別に80でも90でもいいんですけれど、あまりお年を召されたら若い人が敬遠するし、発想も時代遅れになってしまいます。

でも、営業の第一線から引いて自由に活動できるとなると、やはり余裕がないといけません、なかなか条件としては難しいのですがそれでも両立できると高らかに宣言できる馬力のある人が理想ですがなかなか難しい。だからこの点はトレードオフです。


最後に能力ですが、だいたいこういう役には経営者がなるというところですから、あまりそうハズレはないだろうから二の次ということです。一人では何もできませんから、やはりチームを作ってそれぞれ得意分野を持ち寄ってそれぞれに能力を発揮するということが大切になります。
ただ、あまり組織が大きくなるとバラバラで意思決定が右往左往するか、強権リーダーの下の独裁体制で自由で新しいアイディアが殺されてしまうかになってしまうので、できれば推進の戦略的意思決定をする中核メンバーは6人程度までが望ましいです。

なぜ6人かというと、大きなテーブルで一緒に食事をして話ができる限界が6人だからです。
人間、とっさに認識できる、ものの数を数えられる限界が5つまで、
円卓やテーブルを囲んで、の環境で自分以外の人も5人までが限界でしょう。6人でも多いでしょう。
多すぎると船頭多くして船、山に登るの喩えのようになります。
トップ、補佐、ヒト、モノ、カネ、情報、これぐらい担当がいればなんとかなるものです。
そしていろいろアイディアを出してある程度ビジョンを決めておいてから他のみなさんを説得して合意形成していくとスムーズにいきます。
そのためにも、あまりこのチームの中では権威主義的な上下関係をつくらず、お互いに自由闊達に知恵を出し合える関係づくりが肝要かと考えます。
author : 山田六郎 | comments (2) | trackbacks (0)

Comment

げるげる | 2010/02/09 21:43
あと
地域性を織り込める能力がある方がいいですよね
(*^^)v
山田六郎 | 2010/02/11 01:18
いつもコメント感謝です。

地域性を織り込める能力は、愛郷心があれば自然と誇りとできる資源が見えてきます。
でも、見えていない宝を発見し、再確認してもらうのも、探し出すのも、私の大切なメシのタネだったりしますね。
だから、そこのところは専門家にも任せていただきたく思います(笑)








 


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