山田六郎 weblog

大阪名物くいだおれ幻の三代目にして経営/観光/広報コンサルタント山田六郎が実名で執筆する有責任ブログ
経営学や観光振興についての諸問題が一応テーマですが、身辺雑記、論理的哲学的思考からみた世の中の矛盾についても書いてます。
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観光振興のI Internet(1)

2010/03/02 火 | 研究 > 観光学 > 観光振興のAtoZ

いまや、なにもかもインターネットの時代である。
本も雑誌も新聞も売れない、テレビの視聴時間も減った、みんなインターネットで情報を得る時代。
メディアの関係者からは異論がでるかもしれないが、情報発信が一部のマスメディアに独占されていた時代から、だれもが自由に世界に向けて情報を発信できる時代となった。なんとも便利になったものだ。

誰もが情報を発信できるので、魔法のような検索エンジンが出てきたので、誰もがたやすく欲しい情報を集められるようになった、ということになっている。
検索窓に多少のテクニックを使えば、検索したい項目毎の専門サイトに行かなくても便利に検索できる。
だけど、観光振興やろうという皆さん、インターネットをきちんと使いこなせていますでしょうか?
よく、ネットだから気持ちがこもらないだとか、実際に会って誠意をつたえる、とか本気で思い込んでいる頭の古さが切り替わっていない人がまだまだ地域のボスで頑張っている。
ネットを活用すればいいということはなんとなく分かっているけど具体的にどうすればいいかわからない。

インターネット活用には、プラス面だけではなく、マイナス面もきちんとある。これはマスメディア対応と同じである。
広く世間に対して情報を発信するということは、それだけ広く情報の影響を考慮しなければならない。
メディア、ネットは諸刃の剣なのだ。そしてネットの向こう側には生身の感情をもった人々がいることを忘れてはいけない。
ネットだからこそ、気持ちや思い入れを込めなければならない。

そもそも、情報発信が無数の個人によって行われるということはどういうことか。
報道の自由といいながら記者クラブ制度などで飼いならされ、ジャーナリスト精神を失った日本のメディアは、スポンサーだったり政治家だったりに弱い。
その方面で影響力を行使して、悪い情報を抑え込む、隠蔽することも可能ではある。

しかしネットで対応する相手は無数の、なんの利害関係もない個人である。
そして彼らは社会部事件記者なみの、単純だけど純粋な正義感や使命感によって無報酬で情報発信を行う。
一旦対応に失敗すれば、コントロールは極めて困難となるのだ。

スキャンダルなんかあったりしたりするとそれはもう大変だ。
そしてネット住民はマスメディアを信じていない。
公式発表よりも、多くの口コミを読み、自分自身で総合的に判断する。メディアを力で抑えられたと感じると草の根で攻撃してくる。
このあたりの恐ろしさをきちんと理解しておかなければならない。

だから、観光振興を志すのであれば、自分の地域のネットでの噂、2ちゃんねるからなにからきちんとモニターできるように対応しなければならない。

そこで現れているのは観光客となる消費者の本音である。
建前で綺麗事をいう活字や電波メディアではない、時には悪意丸出しの赤裸々なものすらある。
旅館で、売店で、はたまた道端の通行人からも悪印象を得たらばここぞとばかり訴える。
その経験がネット上で共有されたらどんどん悪いイメージが膨らむ。

かといって、やらせのブログなんか出しても焼け石に水か不自然な文体を見破る専門家のような技術をもつ人がいて、さらに炎上する。
逆に、なにもかも公開し、まな板の上の鯉になって謙虚な態度になるとおとなしくなる。あたかも読者があなたのまちの関係者と同じように感情移入してファンにもなってくれる。実に微妙な世界なのだ。

観光振興担当者は、みんな2ちゃんねらーになって、どういう対応したら炎上するのか、よく社会情勢をモニターしたほうが良い。

それから、モニターすべきはそういった巨大掲示板のみならず、個人が発信するブログもきちんとチェックして、自分たちのまちがどう思われているか常に点検すべきである。

googleにはいろんな機能がある。
ブログ検索といって、ブログのみ集める検索、
ニュース検索という、ニュースサイトの新聞記事ばかりあつめる検索、
いろんなオプションがあるのでこれらを上手に組み合わせて自分のまちをキーワードとして、どれだけネット世界で著名かどうか、評判はどうかを知っておく必要がある。
author : 山田六郎 | comments (0) | trackbacks (0)

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