山田六郎 weblog

大阪名物くいだおれ創業者山田六郎の孫にして同姓同名である、経営/観光/広報コンサルタント山田六郎が実名で執筆する有責任ブログ
経営学や観光振興についての諸問題が一応テーマですが、身辺雑記、論理的哲学的思考からみた世の中の矛盾についても書いてます。
皮肉と毒舌は個性ということで、ご勘弁を。
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2010/03/20 土 | 研究 > 観光学 > 観光振興のAtoZ

観光振興について、その地域の知名度やイメージを上げるのにてっとり早く効果を生むのがマスメディアの活用である。

当然のことといえばことなのだが、予算も必要だしノウハウもないということで、なかなか積極的に動けていない地域も多い。

しかし、消費者にとって知らないことは無いことと同じことである。
イベントなどでも開催の事実を知ってから、「ああ、あったんだ」と悔しがっても後の祭り。その時点で競合相手にその人の時間は費やされてしまったのだ、そしてそこがよかったら次もとなり、固定化されたら取り返すのも一苦労。

予算もない観光振興としては、パブリッシングを上手に仕掛けていかなければならない。それはお金を払って出す広告ではなく取材に来ていただく活動である。
気の利いた文章を書いて、FAXするだけ。
しかしながら、そうなれば主導権は取材をするマスメディアにある。
どの記事を取捨選択するかについてはお願いする立場になる。
ひどいメディアになると報道番組で取材を受けた人が言っていることとテロップが違うこともしょっちゅう。都知事でもなんでもおかまいなし。

多少メディア批判になるが、そういう被害について全く彼らは無頓着、訂正は名前の読み違いとか明らかに間違いだというときだけ、お詫び程度。そのあたりの危険性は十分理解して、どのような取り上げられ方をするのか注意深く対応しなければならない。

次に、知らせる相手をきちんとリストアップしなければならない。
レジャー関連の記者クラブを探してそこのメンバーに送付するのは基本としても、話題やイベントの仕掛け方によっては、社会面だったり、スポーツ面だったり、政治面だったり、千差万別。
大手新聞社や放送局はジャンルごとに取材も編集が独立しているので他部署のほうがふさわしい記事なら直接そちらに送るべきである。
実際、くいだおれで阪神関連のイベントをやった場合は、リリースを同じ新聞社の社会部と運動部の両方に流し、両方が取材に来た。

送る先は、地元のメディアが中心となるが、一応中央といわれる東京も入れたほうがいい。それとよく見落とすのだが通信社。
共同通信、時事通信といったところ。ここは全国の地方紙にたいして記事を降ろしている。全国には大新聞より地域新聞のシェアが多い地域が多々ある。そこにもあまねく広くお披露目するためには通信社は不可欠である。

また、新聞も一般紙のみならずスポーツ紙、スポーツ紙のほうが敷居が低く記事が乗りやすい。風俗やギャンブルだと敬遠せずに行楽情報も流しておけば、おもしろいイベントなら逆に今後も使えるおもしろいコピーや見出しを出してくれるかもしれない。
放送もテレビなどのみならずラジオカーを運営している地元ラジオ局やネタ不足に困っている地元コミュニティFM、紙媒体なら専門雑誌たとえば旅行雑誌やレジャー雑誌。なんとかウォーカーとかそういうタウン誌も欠かせない。地域のみならず、隣接地域のものに対してもリストアップしておく。
旅行雑誌でいえば、航空会社の機内誌、鉄道会社の広報誌、高速道路の情報紙など交通機関関連もわすれずに
そういった雑誌の場合はタイミングも大事になる。年間の編集計画の下でやっている場合はそれに漏れたらまた来年ということもあるので、ターゲットの編集部に事前に聞いて回る必要もある。
月刊なら編集のタイミングでいえば、発刊する号の少なくとも3ケ月前には内容を決め、遅くとも2ケ月前にはリリースを流す必要がある。週刊誌についてでも、1ケ月前には流しておくべきだ。
また、新聞などは日曜日に流すことが多い、日曜日に集まるネタが少ないので月曜日に載りやすい。この辺を知っているのと知らないのとでは掲載率に大きく差が出てくる。

そして、編集担当や記者とコンタクトをとれれば、次回からはその記者宛のリリースを出す。それは最低限の仁義、そして次回、来年も継続的に季節の風物詩としてのトピックを指定席にするための地道な宣伝活動でもある。逆に記者がネタに困ったら何かない?と聞いてもらえる関係作りができれば上出来だ。

敵に回せば恐ろしいが、味方につければ、うまくお互いメリットが共有できれば、マスメディアほど強力な武器はない。
広告と違い、一応は第三者の目での客観的報道なので信用度も上がる。
恐れず、しり込みせず、堂々と戦略的に活用すべきである。
author : 山田六郎 | comments (0) | trackbacks (0)

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