山田六郎 weblog

大阪名物くいだおれ創業者山田六郎の孫にして同姓同名である、経営/観光/広報コンサルタント山田六郎が実名で執筆する有責任ブログ
経営学や観光振興についての諸問題が一応テーマですが、身辺雑記、論理的哲学的思考からみた世の中の矛盾についても書いてます。
皮肉と毒舌は個性ということで、ご勘弁を。
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観光振興のW Workshop

2010/05/20 木 | 研究 > 観光学 > 観光振興のAtoZ

観光振興に携わる人々の悩みで多いのが人材不足である。
これから観光を盛り上げようという地域はだいたいが過疎地である。
学生がいたとしても、進学して都会に行き、そのまま住み着いて帰ってこない。
稀にUターンしても公務員やJA勤務になってお役所仕事にどっぷりつかる。なかなか起業家精神をもった人が帰ってきてくれない。

そこまで危機がきているのに、いまだに起業家精神を持った若手を疎み、なにかと足を引っ張る輩もいまだに多いと聞き及ぶ。
なんとももったいない話である。

なんとかその中から地域の人が立ち上がり、観光振興の組織作りに成功して、となってもいつまでも生きていけるわけじゃない。
世代交代は避けられない必然だ。
しかし、ミイラ取りがミイラになる話がこれまた観光振興の現場でもまかりとおる。
ゼロから立ち上げたご苦労はよくわかるが、まだまだ若い者にはまかせられんとかかつての自分の姿を忘れてしまう。

本来なら、一番薄い20代から30代の若手が中心になってアイディアを出してそれを地域ぐるみで応援していくというのが活気ある姿だ。
だけどそういう若手が不在かまたは育っていない。

いや育っていないという他人任せではなんともならない。
やはり計画的に育てていかねばならないのだ。
見聞を広め、視察をさせたり学校にやったり、そういったことだけじゃなく、なんとか任せてやってみせることが必要ではないか?
会議でもなんでも、参加させて、意見を言わせ、一緒に行動するようにすれば、予算も時間もないところでも自然と学んでいくものだ。

従来からの経験値をそこで伝授するとともに、若手の新鮮な発想を取り込む、一歩引いて見守る度量がいまこそ地域のリーダーに求められているのではないだろうか?

なんでも年寄りの言うことだけ聴いていても面白くもなんともない。
自分で考え出したアイディアが実を結び、実行する。その楽しさが次のアイディアを有無という良い連鎖が起こるのだ。

また、こういうOJTの作業は地域の若手のみならず、もっと範囲を広げていけばもっと効果が出てくる。

例えば、過疎地といえど子供がゼロではない。
学校はかならずあるはずだから、そこでの総合学習に取り入れてもらい、一緒に社会見学を兼ねて小学生や中学生を巻き込むのはどうだろうか?

地域に対する愛着や工夫する心を育むという意味でも、世代間の交流という意味でも、大変効果的なやり方であろう。
観光キャンペーン一つとっても、ミスなんとか といったキャンペーンガールを設定してとかを寄越すやり方よりも、子供たちによるキャラバンキャンペーンを土日毎にやるやり方のほうがむしろ効果がある。
土日こそ取材ソースもなくて暇だから新聞にも掲載される確率も高い。子供によるイベントならばなお効果的だ。

また、若手若手と若い人ばかりじゃない、逆に地域のお年寄りを組織してみても面白い。
大分にはがばいばあちゃんを集めた、おばあちゃんのアイドルグループすらできている。CDまで出したのだから本格的。

これだって意外性と、地域全体での盛り上がりがミソだ。

如何に地域の人を巻き込み、同時に観光振興に参画し、リードする人材を育て上げるか。

それには組織体をオープンにして、どんどん参加者を増やしていくのが一番手っ取り早く、また効果的だ。

これが仕組みとしての観光振興のあり方ではないだろうか?
author : 山田六郎 | comments (0) | trackbacks (0)

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