山田六郎 weblog

大阪名物くいだおれ創業者山田六郎の孫にして同姓同名である、経営/観光/広報コンサルタント山田六郎が実名で執筆する有責任ブログ
経営学や観光振興についての諸問題が一応テーマですが、身辺雑記、論理的哲学的思考からみた世の中の矛盾についても書いてます。
皮肉と毒舌は個性ということで、ご勘弁を。
<< 爆笑youtube | TOP | ゼンショーの株は叩き売るべし >>

NUCBの経営戦略

2009/04/11 土 | 研究 > 経営学

ほぼ一週間さぼってしまった。

自分の出身校の経営戦略の話をしたい。
定番中の定番 SWOT分析から入る。

名古屋商科大学という大学がある。
誰でも入れるレベルの大学だが、入ってからとても厳しいらしい。
学生にとっても教員にとっても。出席はとる、教員に対する満足度アンケートはとられる。ちょっと異色な大学。
私はここの大学院で修士かつMBAをとった。
ここの売りはAACSBというアメリカのMBA認証機関で認証を取っていること、こういう認証機関はAACSBの他にイギリスのAMBAとベルギーEQUISとがあり、これらが無いMBAはモグリである。
MBAとは経営実務者を養成することを目的とする高等教育機関である。経営全般について幅広く万遍なく習得しなければならないが、そういう本来のMBA教育ではなく、特定のテーマについて研究する人を養成する従来の大学院も日本では経営学を研究していればMBAと自称している。悪くはないが方向性がぜんぜん違う。
MBAについて無知な人は騙せても、大学院を出た修士と認められても、一歩日本を離れればMBAの学位としては通用しない。

さて、名古屋商科大学のSWOTの話だが。
S (自社の強み)
不動産投資に成功し資金が潤沢、名古屋の中心地に豪華な大学院施設を自己所有
また、学長とその息子がオーナー経営で仕切っているので意思決定が早く、迅速かつ強力な改革が可能である

W(自社の弱み)
学部の偏差値が低い、誰でも入るFランク
名古屋以外では無名大学

O(環境の機会)
高学歴化で、もはや学部ではなく大学院教育が社会より求められている。
社会人のMBA取得熱が高まっている。
まだ、日本国内のビジネススクール界は未成熟であり、MBAでないものもまかり通っているが、慶應以外はAACSB等の国際認証を取得していないなんちゃってMBAばかりである。

T(環境の脅威)
少子化で18歳人口が減少
有名大学がこぞってMBA課程を開講

これらを判りやすく整理・分析し、自社と環境の対応において最大限の効果を発揮し、かつ自分が優位に戦える戦略をとるのが定石である。

学部のレベルとはまったく関係ない社会人学生を募集し、潤沢な資金に物を言わせて優秀な教員をそろえ、社会人学生が学びやすいカリキュラムで、かつ国際認証を取得したホンモノのMBA学位を提供し、大学として生き残りを目指す。
という経営戦略が導き出され、かつまずは成功している。

ファイナンスの研究をやりながらサブプライムで大損こいているような情けない大学と違い、きちんと経営戦略の理論を実際のビジネスに応用して成功している。栗本さん、さすがに商売上手だわ(笑)
author : 山田六郎 | comments (3) | trackbacks (0)

Comment

ソシオ | 2009/04/11 19:00
あの大学は、教員の目から見ると、とんでもないことが多すぎて、よく逃げ出すんでよね。盗聴器の噂もあるぐらいですから。
rokuro | 2009/04/11 21:20
学部がどうかわかりませんが、日本の大学でとんでもなくても、欧米では普通のことだったりしまよね。
学生アンケートで評判の悪い教員はクビにするとかやってますね。
盗聴器はどうなんでしょう?よくわかりません。
deepblue | 2009/06/11 23:07
盗聴じゃなくてどうどうと聴いていますよ(笑)
カメラもついてますし。
                by 修了生








 


Trackback

Trackback URL :