難波グリーン広場

NHKの大阪蔑視策動については、エージェントとして決定的な証拠をと監視を続けていたのだが、大阪レジスタンスの抗議活動によって最近鳴りを潜め、尻尾を出さないので今回も見送りとさせてもらう。

今回は、夏の暑いシーズン、それ以前より大阪ミナミで噂になっている本格野外パフォーマンスについて報告しよう。

場所は難波の通称グリーン広場。
南海難波駅(高島屋といったほうが解りやすいかもしれない)の北側の、タクシー乗場や映画館との間にある大きな安全地帯の通称である。
普段は大阪市営バスの停留所があり、天保山行きや、ほとんど利用のない大阪駅への往復路線の発着につかわれ、また赤十字の献血車が止っている場所である。

この場所、まさに盲腸のような未利用地であり、夜はスケートボーダー達の練習場と化していたのだが、今年になってから、夜のこの広場はミナミでも名物の場所となった。

戎橋筋から、心斎橋にかけて、アコースティックギターを抱えての単発のパフォーマーは週末を中心に多数いるのだが、これは違う。気合が違う。
戎橋商店街や、御堂筋を挟んだ西側の新歌舞伎座からもはっきり聞える大きな音で、夜な夜なストリートライブをやっているのである。

ドラムセットで設置してガンガンやっている!

なにせ、盲腸のような誰も通らない広場。ほとんどの者は無視して行くのだが、存在自体は有名だ。
毎晩これまた、実況中継おじさんや、謎の日傘男同様、21:00前後に現れ、路上にドラムや発電機を設置し、1時間強のライブを行い、再度きちんと跡形もなく撤収して、消えて行くのである。

調査によると、同じグループが継続してやっている、すべて同じバンドではないのだが、相互に連絡をとり協定を結び、場所に対する抗争事件は現在確認されていない。

月・水・金はChihiro Quintet というバンドが担当

火・木 は、岡部KING & NEW GETTO PUNCH が担当

どちらもライブハウスなどで活動しているバンドである。
音楽自体は、ガンガンとやっているが大阪の民族音楽とも言えるBLUES、しかも姉妹都市であるCHICAGOのBLUESである。
これもまた、大阪を愛するグループと見做してもよいのではないだろうか?音の音量以上にガツンとハートにくるサウンドは一見の価値があり、今後のメジャーデビューが楽しみである。


<-前 ↑TOP 次-> 好っきゃねん大阪