謎のハーモニカおじさん

最近、公的資金を導入した日本長期信用銀行の難波支店の前。
南海難波駅の北側に出て東側に出て道を渡り、なんば南海通の角に位置する立地にある。
午後三時すぎのシャッターがしまった時間帯にどこからともなく現れてくるおじさん。
牛乳配達のパックをいれるプラスチックケースを椅子代わりにしたショッピングカートを持ってふらりと登場
主に昭和時代初期の演歌メロディを路上で披露してくれる。

新世界ジャンジャン横丁トンネル下にもハーモニカをリクエストに応じて吹いてくれる人物がいるのは周知であるが、
彼は別人。報酬もお気持ち程度で最低10円といった設定もしておらず、ひたすら心のおもむくまま、演奏しつづける。

この人物、長銀前以外にも、心斎橋の大丸前、または阪急京都線に乗って京都河原町の阪急百貨店前に遠征したりしているようで、生活の為の大道芸人というよりも、年金生活者の趣味という一面が強そうな感じであるが、実際のところはわからない。

午後三時という時間帯でもあり、道行く人は無視して通り過ぎていくのが大半なので、006の尋問にも快く答えてくれるのだが、名前や住所については固く口を閉ざしていたままであった。


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